ネタのタネ。

リビング鳴門 編集部スタッフによるネタのタネ蒔きブログです。

学問の秋in鳴門〜とある日曜日にて〜

秋雨の冷たさが身にしみます今日この日、他の地域ではお天気いかがなものでしょうか?

サッキーの苦悩の声(花マルアニマル編集中☆)を隣に、今日も今日とてブログを綴っております、リビング鳴門のブロガーこと、ナカタニー♀です!

 

前々回紹介させて頂いた講演会、行って参りました!

やや難しい内容ではあったものの、お話はとても興味深く、楽しくためになる2時間でした^^

 

私の頑張った跡をご覧下さい笑↓

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頂いたレジュメに色々書き込んでいるでしょう?

真面目に聞いたんですよ!^^ドヤ

 

今回講演会を拝聴するまで、俘虜収容所というのは地域ごとに特徴があり、従って1つ1つを特殊なものとして、個々に研究されているのだと思っていました。

しかし、大津留先生がおっしゃっていましたが、俘虜収容所は世界中に(主にユーラシア大陸、つまりヨーロッパとアジアですね)たくさん設置されていたそうです。

従って、日本の俘虜収容所は大陸の極東に位置する、数ある収容所の1つとして見ていく必要があるとのことでした。

 

なんとグローバルな!!

今まで日本、それも板東の収容所のことしか考えていませんでした…

他地域の収容所とのつながり、それも世界規模で考えるというのがとても壮大に感じられました。

 

本講義の中心テーマ・青野原収容所に収容されていたのはオーストリアハンガリー(同盟国側。日本はイギリスやフランス等の連合国側)兵だったそうです。

ここで面白かったのは、日本が中国を通してオーストリアハンガリーと直接外交関係を持っていたという点でした。

敵国同士でありながら…

俘虜に関する文書を在中オーストリアハンガリー特命全権公使(名前はド・ロストルン)に送っている、その資料もレジュメに乗せて下さっていました!

おお〜✨

 

そしてもう1点…

「俘虜を労働力として数えるか否か?」という問題が浮上していたという事です。

国際条約で定められていた「人道的な俘虜の扱い」に違反するのでは?と、躊躇する事があったようです。

しかし!

人(主に男性。徴兵されていたため)が足りない!物資(主に食料。男手がなくなったため)も足りない!どうしよう…

という葛藤の結果、俘虜を労働力として使わざるを得なかったという事情があったとのことでした。

徴兵→捕虜になって敵国に連れて行かれた!(国内の労働力200万減)

捕虜→労働力として使え!(国内の労働力200万増)

人口移動の点から見ると、プラマイ0(大体ですよ)だったようです。

 

 

第一次世界大戦の知識を振り絞って、お話をうかがいました。

頭を使ってお腹がすいたので、帰りにこんなお菓子を購入…

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ドイツの輸入菓子です^^

収容所繋がりで選びました笑

人だけでなく、物資の グローバル化が著しい時代であることを実感します。

 

四国にぽつんと位置する収容所も、世界の数ある収容所の1つとして見ると、大規模なプロジェクトの産物に見えてきませんか?

 

ナカタニー♀